初夏の陽光を浴びてスクスクのびた新芽を丁寧につみ取り、日本古来の伝統製法、釜炒り製法によって丹念に仕上げました。
『釜炒り茶』は生葉を蒸したものではなく、直火の釜で炒ったものです。水色は透きとおって黄金色に近く、さっぱりとした後味と、独特の高い香りが特徴です。
今日では、九州のごく一部の産地で作られるだけとなりました。当園では『釜炒り茶』にこだわり、またお客様に安心して飲んでいただけるように、園地内において除草剤を始め一切の農薬を使用せず堆肥、米ぬか、油粕、魚粉などの有機質肥料を施し、環境にも優しい農法に取り組んでおります。
古来より親しまれてきた緑茶をこれからもご愛飲いただければ幸いです。
伝統の香りを心を込めてお届けします。
お茶のカジハラ 園主 梶原 敏弘
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【炒り葉機】 とにかくバーナーの調整が大変。 日々変わる天候、刻々変わる気温・湿度、生葉の状態に合わせて火力の調整をする。 片時も目が離せません。 |
【丸釜】 おそらく昭和初期に作られた丸釜、当時はこれで炒り葉も行っていました。 この丸釜こそ、釜炒り茶の釜炒り茶たる由縁。 ここで、荒茶の出来上がり。取り出すタイミングが大事。 |
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【茶園】 山々に囲まれた茶園、自力で開墾しました。 ウチには真四角な茶園はありません。 |
周りにはウチの茶園しかないので、無農薬でも病害虫の被害はほとんどありません。 | ![]() |